OBSで黒砂をヌルヌル60FPSキャプチャする

黒い砂漠で動画を撮ってようつべやニコニコにうpする人は一定数居ると思う。
自分もそうだ。使用する動画キャプチャツールは人それぞれ。
DxtoryだったりShadowPlayだったりBandicamだったりロイロだったり。

しかしながらOpen BroadCaster Software(以下OBS)で動画を撮ってうpしている人はあまり見かけない。
自分はそれに大いに疑問を持ったのでこの記事を書いてみました。

もともとOBSは生放送を行うツールで生放送をしている人にとっては名前を聞いたことがあると思うのですが、
OBSにはローカル録画機能も付いています。僕はこのローカル録画機能が世界に存在するキャプチャツールでもっとも強力であるものと思っています。

その理由は、

・無料
・録画時間制限なし
・ロゴなし
・キャプチャサイズ/フレームレート制限なし
・様々なキャプチャ方法に対応
・通常のx264に加え、ハードウェアエンコード(NVENC/AMD VCE/QSV)に対応
・固定フレームレート(CFR)でキャプチャ可能
・テキスト表示も可能
・必要であればロゴや画像も動画につけられる
・etc…

まずOBSは無料です。まあこれは他のソフトでも同様なことが多いです。
次に録画時間に制限がなく、HDD容量の許す限りずっと録画できます。(まあ長すぎると逆に扱いがめんどくさくなるが)
他の無料版ソフトにありがちなロゴ強制表示もありません。
キャプチャサイズ、解像度も制限はありません。4Kサイズでも撮れます。
次に通常ではx264によるソフトウェアエンコードがありますが、GeForceグラボならNVENC、RadeonグラボならAMD VCE、
Intel内臓グラボであればQSVと言ったハードウェアエンコードが利用可能です。

ソフトウェアエンコードとはその名の通り、ソフトウェアでエンコードし動画を生成します。
現在ではx264が有名でx264により少ないサイズで高画質にエンコードできますが、CPU使用率が高くなるので
CPU依存が大きいゲームをキャプチャするとゲームのパフォーマンス(つまりFPS)が体感できるレベルで低下するのがデメリットです。
黒い砂漠も人が多いところはかなりのCPU依存なので著しくパフォーマンスが低下します。

次にハードウェアエンコードとはグラフィックスボードなど、つまりハードウェアに搭載されたビデオエンコードエンジンを使用してエンコードし動画を生成します。
メリットはソフトウェアエンコードと比べ圧倒的に高速かつCPUへの負荷が低負荷であること。
ソフトウェアエンコードでキャプチャ中ではCore i7クラスでもCPU使用率は50%を軽く超えるが、
ハードウェアエンコードではCPU使用率は10%以下に収まる。
またグラボのGPUとエンコードエンジンは独立しているのでハードウェアエンコードを用いてもグラフィック性能が低下することはない。
これを使用することでゲームへの影響がほぼなくなる。
良いことだらけだがデメリットも存在し、ハードウェアエンコードでキャプチャした動画は画質の維持にソフトウェアエンコードの数倍のビットレートが必要であること。
例えばソフトウェアエンコードでキャプチャした1000Kbpsの動画と同等のクオリティを維持するためには動画の内容、キャプチャ設定にもよるが、
ハードウェアエンコードではおよそ3000~5000Kbpsのビットレートが必要になる。ビットレートが多くなるとファイルサイズも大きくなるので、
1時間単位で録画した場合ハードウェアエンコードでは数~数十GBが必要になる。

一定の利用層があるNVIDIAのShadowPlay。あれもNVIDIAグラボのエンコードエンジンを利用したハードウェアエンコードで録画されている。
ShadowPlayの利用にはKepler世代以降のGTXシリーズが必要(GTXxx50以上)だが、
エンコードエンジンはKepler世代以降であればどのグラフィックスボードにも搭載されているため、
OBSではGeForce GTシリーズでも利用可能である。

またShadowPlayには動画編集者が頭を悩ませる問題がある。
それは可変フレームレート(VFR)でしかキャプチャできないこと。
可変フレームレートは厄介で動画編集を行おうとすると盛大に音ズレの温床になってしまう。

しかしながらOBSではShadowPlayと同じエンコードエンジンを利用して低負荷でキャプチャしつつ、
固定フレームレート(CFR)でキャプチャできるのでキャプチャした動画をそのまま動画編集ソフトで使用できる。
これは大きなメリットだと思う。

またOBSはNVIDIA製グラボだけでなく、AMD製グラボ、Intelの内臓グラボのエンコードエンジンも利用できる。
そのためハードウェアを問わず高速に低負荷でキャプチャできる唯一無二のメリットがある。

さらにOBSは生放送用ツールでもあるのでキャプチャ中に任意のテキストや画像を挿入できる。
これによりチャットを隠しながらキャプチャしたりすることもできる。

欠点と言えば、ShadowPlayなどのように自動録画に対応していないぐらいである。

これに勝るキャプチャツールが世界にあったら教えてほしい

僕も最初に例にあげたキャプチャツールを使用していましたが1年ぐらい前からOBS一択になりました。
これより優れたソフトがないためです。

以下がOBSでキャプチャした60FPSの黒砂動画です。

「OBS ローカル録画」で検索。さあそこの君もOBSで動画を撮ろう。