【黒砂北米】ログイン時のみにVPN接続を適用する方法

こんばんは。
さて、数週間前の北米鯖アプデからクライアントのアップデートにアカウントのログインが必要になりました。
それにより、アップデートを受信しているときもVPN接続状態になりアップデート速度が低下し快適なプレイができなくなりました。
が、以下の方法でログイン時のみにVPN接続を適用し、アップデートのダウンロードはVPN接続を使用しなくなり高速にアップデートが完了しますので紹介します。

1. SoftEther VPN Client側の設定

  1. VPNサーバのプロパティ->高度な設定->”ルーティングテーブルの調整処理を行わない”にチェックを入れる
  2. VPNサーバーへ接続する。(接続済みの場合、再接続する。)

 

2. Windows側の設定

  1. コントロールパネルを開く。(Win10はコンパネが開きにくくなっているので検索から適当に探してください)
  2. ネットワークと共有センターを開く
  3. ”アクティブなネットワークの表示”内の”ローカルエリア接続”(有線の場合)をクリック
  4. 下部にある”プロパティ”をクリック
  5. ”この接続は次の項目を使用します”リスト内の”インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)”を選択してプロパティをクリック
  6. 下部にある”詳細設定”をクリック
  7. 下部にある”自動メトリック”のチェックを外し、5以上の適当な数値を入れてOKをクリック
  8. ネットワークと共有センターに戻り、次は”VPN – VPN Client”(VPN Clientのデフォルトの場合)をクリック
  9. 4~6番の工程を再度行う
  10. 下部にある自動メトリックのチェックを外し、7番で入れた数値より5以上大きい数値を入力しOK
  11. コマンドフロンプト(cmd)或いはWindows Power Shellを管理者権限で実行する
  12. 北米黒砂のログインページのみVPN接続経由とするため、以下のコマンドを入力

    route add 5.79.111.35 mask 255.255.255.255 192.168.30.1 metric 1

  13. IPアドレスの確認サイト(cmanなど)でIPアドレスがVPNサーバの物ではないことを確認し、黒砂北米公式サイトのパッケージ購入及びランチャーのログインが出来れば完了。

(作業を動画化)

ちょっとした解説

メトリックとは、通信を経由するネットワークの優先度のようなものです。
メトリックの数値が若いほど優先度が上がります。
例えば通常Softether VPN ClientでVPN接続すると、いつもインターネットで使っている”ローカルエリア接続”と
VPNサーバーを経由する”VPN – VPN Client”という2種のネットワークが作られます。
自動メトリック及びVPN Clientのルーティングテーブル自動補正がONになっていると
VPN側のネットワークのメトリック値が普段のネットワークのメトリック値より小さくなるので、
全ての通信がVPN側のネットワークに流れます。
この自動メトリックとルーティングテーブル自動補正をOFFにし、
VPN側より普段使っているネットワークのメトリック値を小さくすることでVPN接続した状態でも
IPアドレスチェックサイトでは普段と変わらないIPアドレスになります。
しかしながらこれではVPN接続をしている意味が無いので、コマンドフロンプトでのルーティングを補正する”route”コマンドを使用し、
黒砂北米のログインページのみVPN側のネットワークを経由するようにしています。

route add 5.79.111.35 mask 255.255.255.255 192.168.30.1 metric 1

“route add” は新しくルートを作成するコマンド
“5.79.111.35”はルートの対象のIPアドレス、つまり黒砂北米公式サイトおよびログインページ。
(ちなみにこのアドレスを”0.0.0.0″にすると全ての通信、つまりワイルドカードになります)
”mask 255.255.255.255 192.168.30.1″でVPN側のネットワークを指定し、
最後に”metric 1”を付与することで黒砂北米ログインページ(5.79.111.35)にアクセスする場合のみ
VPN側ネットワークを経由するよう優先させています。

なおこのrouteコマンドで入力したルート設定はPC再起動などで消えます。
ので再起動後などにまたコマンド入力の作業が必要です。
一応、設定を永久化する “-p” オプションがあるのですがそれを設定しても自分の環境では受け付けてくれない為
”-p”オプションはここでは省略しています。